勇敢なる海豹

そこに居続ける、あなたがいる限り、を。

目映い世界

『 幸福 』がどんな色をしているかを、

見た気がしました。

 

『 才能 』の呼吸音を聞いた気がしました。

 

『 世界 』が、煌めいていく瞬間を観ました。

 

 

赤西仁、という人間の世界の見え方に憧れて、

この人のようになれたら…と

思ったことは度々あります。

 

 でもその度に、

きっとその裏で私たちには見えない部分で

華やかな世界に闇があるように

きっと、血の滲むような努力や

辛いこともたくさんあるのだろうなと思います。

 

影があるからこそ、光が輝く。

 

ただ、あかにしくんの凄いところは

そんなことをおくびにも出さないところ。

 

冗談めかして言うことはあっても、

絶対にその本質を見せないところ。

 

 

 

相変わらず自分に自信がないのか、

ギターを弾く時に緊張するところも

有名なギタリストさんが来る日に限って

緊張のあまりべろべろに酔っ払ってるところも

あかにしくんらしいなあと思いました。

 

 

 

ステージから少し離れたところから見る、

あかにしじんという人間の存在感。

 

どんなに強く、明るいライトにも負けず、

どんなに響く楽器の音にも負けず、

赤西仁という人間の色と音が

ステージ上で煌めいていました。

 

それを見つめるファンの、

優しい笑顔や楽しそうな表情は

本当に綺麗でした。

 

 

誰もが幸せを感じていました。

 

 

赤西仁という人間が創り出す、

光と音の世界に入り込んで溺れる世界は

どんな言葉でも表現できないほどの

幸福感だと、思いました。

 

 

あの世界に溺れて、

あの世界に恋い焦がれて、

あの世界に嵌る。

 

 

そんな幸せなことはないなと、

改めて思う数時間だったと思います。

 

あかにしくんの手で生み出される、

あかにしくんの声が歌い上げる楽曲は

そのどれもが表情を持っていて。

 

どの曲も、一音すら聴き逃したくなくて

どの曲も、見逃したくなくて。

 

心臓に響く、あの音に

どれだけ心が踊ったか。

 

 

また、夏に、あかにしくんの音が

聞けると思うとワクワクします。

 

 

赤西仁は、天才だと思います。

 

一般人の私が綴る、

拙い言葉ではとても伝えられないほどに

光と音の真ん中に立つべきはずの

人間だと思います。

 

歌を歌うことを、

音を楽しむことを、

やめないでくれてありがとう。

 

あの才能に触れると、

あの世界を目にすると、

カメラを構えたくなるのは

何故なのでしょうか。